職場環境の不満をどう解決するか

◾️業務量が多過ぎる

会社でキャリアを積んでいくに連れて、担当案件の数や、より厄介な仕事を任されるようになりますよね。そうなると

・残業時間が果てしなくなり、帰宅時間が夜遅くなる
・定められた時間になると職場から締め出され、やむなく家か外で残務を行わなければならない
・在宅勤で一日中仕事をしてしまう

いずれの場合も事態は深刻です。このような状態が続くと家族サービスや趣味等のプライベートに時間をあてることができず、いわゆる仕事人間になってしまいます。

ヒーくん
ヒーくん

社会人になって最初の職場の話しですが、かつて残業が100時間/月を超え、月に1日も休めない時期がありました。夜中まで仕事に追われてしまった翌日は遅刻して叱られることも…。

このような状況が続き、深刻な悩みを抱える以下4人の社員の「転職すべきか?とどまるべきか?」を考えてみたいと思います。

【転職判定】…すぐ転職を考えるべき、…よく考えるべき、…転職をおすすめできない)

1)忙しいばかりで仕事にやり甲斐を感じられず、今の仕事がどうしても好きになれない人 → 

将来の目標が立たずただ流されるように日々を過ごしてしまうと、いずれ年を重ねた時に深い後悔の念に駆られてしまうことでしょう。すぐにでも本当にやりたい仕事を見つけ、転職への道に進むべきです。

2)何らかの理由で、家族や自分自身に費やす時間が必要になった等、やむを得ない事情がある人 → 

会社に事情を説明し、より負担の少ない無い部署へ配置転換を申し出ることで改善される場合もあります。それが叶わない時は積極的な行動が必要ですね

3)仕事量に見合う収入が得られないことが不満な人 → 

一見、待遇が良さそうに見える会社でも、所属してみると元の会社の方がましだった…といったケースもよくある話しです。また、現在の職種では高収入を得られる見込みが無い可能性もあります。自分の得意な能力や今後のビジョンを踏まえ、よく検討するべきでしょう

4)単にもっと負担の少ない仕事がしたい人 → 

転職により残業の無いより楽な職場に就けたとしても、しばらくするとまた別な不満が湧き上がり転職を繰り返す人を何人も見てきました。どのような環境に身を置いても、何らかの不満は付いてくるものです。まずは将来のゴールを定め、そのために出来るだけ無駄の無いルートを歩むようにしたいものです。

ところでこのような悩みは、仕事ができる人期待されている人に訪れる悩みです。重要な仕事を与えられず羨ましく感じている人も稀に見かけます。もしかしたら、将来の目標達成自己のステップアップのために与えられた幸運な環境なのかもしれません。

ヒーくん
ヒーくん

私の場合は仕事そのものには不満が無かったことと、尊敬できる先輩の存在が救いとなり踏みとどまることができました。

転職したこと、しなかったことが失敗にならないよう、タイミングを見誤らないよう努めたいものです。

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◾️人間関係が良く無い

職場で毎日のように顔を合わせるメンバーとの相性が良くないと仕事に行くのが苦痛ですよね。最近は在宅勤務の会社員も飛躍的に増えていますが、顔を合わせなくてもその辛さは変わりませんし、よりきつく感じることもあるでしょう。

まずは、その対象となる相手別に苦痛と感じる要因を整理してみます。

⚫︎上司
・一方的な命令
・考え方が合わない
・好き嫌いが激しく公平でない
・問題から逃げる
・上にばかり厚い

⚫︎他部署の担当
・いい加減で責任感がない
・仕事を押し付ける
・自分勝手
・協力的でない

⚫︎同僚・部下
・考え方が合わない
・コミュニケーションが成り立たない

他にもいろいろとありそうですが、代表的なものを挙げてみました。では人間関係で悩みを抱える人の転職について考えてみます。

【転職判定】…すぐ転職を考えるべき、…よく考えるべき、…転職をおすすめできない)

1)我慢できないほど辛い人 → 

「上司からのハラスメント」「周囲の人からのいやがらせ」といったようなケースを想定しました。最近はどの会社もコンプライアンス遵守化が必要不可欠になっているため、ハラスメントや明らかな倫理規定に違反する行為は厳しい罰則が設けられつつあり、このようなケースに対する相談窓口が設けられている会社もあります。会社に何らかの働きかけを行ったにも関わらず改善する見込みが無い場合は、壊れてしまう前に職場を変えるべきだと思います。

2)考え方が合わず違和感・孤独感を感じる人 → 

部署メンバーとの温度差」「仕事をリレーする他部署の担当との軋轢」といったようなケースです。仕事そのものに不満は無いにも関わらずこのような事態に陥ってしまった場合は、まずはどう乗り切るか?に注力したいところです。
ヒーくん
ヒーくん

私も上記に挙げた悩みを経験しましたが、仕事そのものには不満が無かったため、「気が合わない人とはずっと気が合わない!」と割り切り自分の仕事に打ち込みました。幸いなことに人事異動でメンバーが随時変わったため徐々に雰囲気が良くなり、転職のきっかけになるような不満にはなりませんでした。

そもそも会社の社風がそうさせているようなケースは良くなる見込みがありません。そして、ちょっとしたことの蓄積が破裂することで転職へのスイッチが入ることがよくあります

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◾️オフィスそのものに問題がある

最後に、職場そのものに不満がある場合を考えてみます。

【転職判定】…すぐ転職を考えるべき、…よく考えるべき、…転職をおすすめできない)

1)寒い熱い、狭い、気になる匂い、騒がしい、揺れる等、職場の居心地に問題あり → 

こちらに関しては、人の感覚の問題という事でなかなか解決の糸口が見つかりません。ただもしかしたら、周囲に同じことを感じ苦痛に思っている人がいるかもしれないので積極的に悩みを打ち明けてみることです。そして会社に申し入れ改善を図ることができれば、周りから感謝され更に仕事がしやすくなる可能性もありますよね。社員目線で職場に改善を求めることは必要なことなので、できることならトライしてみると良いでしょう。

2)転勤より職場が変わったことで悩みを抱えている人 → 

会社員であれば転勤はつきものです。通勤に時間が掛かり体力的にきつくなったり、家族と過ごす時間が取れなくなったり、時には単身赴任せざるを得ず家族と離れ離れになってしまったり、さまざまな悩みが生まれる要因ですよ。一時的なものだったり、期限付きであれば乗り切るしかありませんが、それがずっと続くようなら我慢の限界を超えてしまうかもしれません。

ということで、今回は職場環境の不満という角度から転職を考えてみました。
実際に「転職するか?しないか?」は本当に悩ましい決断ですが、今後もさまざまな角度から考えていきたいと思います。

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